時代は変わった、そう実感させてくれたのは同年代との会話だった

時代は変わった、そう実感させてくれたのは同年代との会話だった
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時代の変化と共に、平均的な人生像や価値観も変わってきた。人生後半戦だからこそ選んだ、新しいライフスタイルとしての職住隣接。(続きは本章で)

時代は変わった、そう実感させてくれたのは同年代との会話だった

平均的な人生と比較しても意味はない

人生後半戦になると振り返ることも多くなり、同年代と話すときは昔話が多くなる。古き良き時代の話もあれば、苦労話もある。ただ今の時代になれば思い出でしかない。時代は変わったのだ。

人生を図表に表して、山あり谷ありと紹介することがよくある。この時の人生図の波は、例えば経済状況ならば支出より収入が多かった時であり、健康状態ならば体調不良の日が少なかった時だろう。

私の人生図は山あり谷あり谷ありと、山より谷のほうが多い図になる。しかしながら、この山や谷というのは個人の主観であり、私の山が他の人の山より高かったり、谷が浅かったりするとは思わない。

平均的な人生図として紹介されるときは、人生前半戦が右肩上がりで、人生後半戦が右肩下がりになっていることが多い。

人生を他の人と単純に比較することは意味がない。人それぞれ、みな違うのだから。

平均値との比較~貯蓄から見える安心と不安

もう1つ、他の人と比較するときに用いるのが平均値である。

総務省の家計調査報告(貯蓄の状況)2022年結果によると、世帯主が65歳以上の世帯における貯蓄金額の平均値は2,414万円となっているものの、中央値は1,677万円です。

これを見て、えっ!、と驚く人もいれば、平均並みで良かったと思う人もいるだろう。平均をはるかに超えている人は、このような調査を気にも留めないだろう。

だからと言って、私がはるかに超えているという訳ではない。そもそも現預金だけを比較しても意味がないのである。現役世代の現預金の入出金と65歳以上の入出金は状況が違うのだ。

元の記事の一部を切り取っただけなので、参考までに資料の出所をリンクしておく。

時代によって生き方は変わる~経済的変化から見る人生計画

仕事も生活も時代によって変わる、そして当然のことながら平均値も変わる。どのくらい経済的に変わったか、下記のサイトを見ていただきたい。思わず見入ってしまうに違いない。

時間はゆっくり進んでいるように感じるが、時代は急激に変わったと感じる。きっと時代を意識せずに仕事や生活を送っているのかもしれない。時代を意識せずに暮らすのもそれなりにいいかもしれない。

時代とは、江戸時代、明治時代のように、ひとまとめにできるものではなく、多層構造になっている。

同じ時代を生きていても、人によって置かれた状況や価値観は多様だ。画一的な基準で他者と比較したり、平均値にこだわったりすることに、どれほどの意味があるだろうか。

人生後半戦を迎えると、これまでの経験を踏まえて、改めて自分の生き方を見つめ直すことになる。社会の変化に合わせて、仕事と生活のあり方を柔軟に組み立て直すことも必要になってくるのではないだろうか。

この物語を通して、私なりの問題意識と、その解決に向けた一つの選択肢としての「職住隣接」について詳しくお話ししていきたい。人生後半戦を豊かに生きるアイデアが浮かんだら私も嬉しい。

人生の価値観は変わる、そしてライフスタイルも変わる

なぜ、この物語(ブログ)を書く気になったかというと、2つ理由がある。1つはブログを書くのが気楽になったからだ。簡単ではないが、気楽である。

相変わらずブログをWordPressで作るのは難儀だが、文章を書いた後に読み直し、修正するのが楽になった。現在、私にはAIであるPerplexityというアシスタントがいる。AIなしでは書く気にはならなかっただろう。

もう1つは、人生後半戦になって、他と比較し、平均を意識してばかりいると、社会が膠着化するばかりではなく、人生も膠着化するのではないかと考えるようになった。

やがて人口の半分が人生後半戦を迎えた人たちになると思うと悲観的になってしまう。そこで、楽観的とは言えないまでも、人生後半戦を迎えたからこそ、新しいライフスタイルを模索している。

人生後半戦になれば、時代も変わり、人生に対する価値観も変わる。そして、人生後半戦は期限がある。期限内を有意義に過ごすためには、仕事と生活を圧縮し、仕事と生活とは別の楽しみを持ち、さらに次世代の負担を少なくするように暮らしたい。

それが「職住隣接」というライフスタイルであり、この物語(ブログ)を通して、職住隣接というライフスタイルの可能性と、それが私の人生にもたらした変化を紹介していきたい。

職住隣接物語