このブログの作り方


ブログの作成には、内容を考える以外に技術的な課題があります。私にとって難関だったWordPressでの作成と、それでも続けているのは「ある目的」があったからです。

WordPressにたどり着くまで
ブログを書くのは初めてではない。最初のころはブログサービスを使っていた。そのうち、写真を載せるようになり、カスタマイズに挑戦した。2000年代、HTML3~4だったと思う。
CMSとの出会い
サイトを作るソフトも使っていたが、私はCMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)が性に合っていた。ただ、コーディングができなかっただけのだが。
最初はMovable Type、わけがわからなかった。ブログやサイトを作るどころではなかった。それからしばらくして雑誌の記事で読んだのがWordPressだった。ネットではなく雑誌だ、時代がわかる。
WordPress3~4だったと思うが、思うように使うにはPHPの知識が必要だと言われ、ブログサービスを使うようになった。Jugem、Ameba、はてな、Livedoorなどなど、新しい機能が増えるたびに渡り歩いていた。
WordPressとの再会
そして、またブログを書いてみようかと思い立ち、選んだのがWordPressだった。選んだときはWordPress5で、いろいろと試して選んだデザインテーマが「THOR」となった。
ところがWordPress6になり、THORが現バージョンのブロックエディタに対応していなかったのと、自分には時間がかかり過ぎた。有料のテーマだったので諦め難かった。
最後に縋ったのが現在のテーマである「Luxeritas(ルクセリタス)」だった。慣れるとWordPress6でのブロックエディタは使いやすいし、テーマも私にとっては必要にして十分過ぎている。
もっと早くに今のテーマにしていればよかったと思っている。人生後半戦は経験が多いだけに、迷いも多くなる。今さらながらだが、他のCMSやテーマ、ブログサービスが自分には合っていなかったのだ。
ブログを書き続けること
私がブログを書くのに要している時間は1~2時間程度である。その3分の1はドラフト(下書き)を作成する時間、3分の1は構成や修正とブログに必要な要素の入力、3分の1がWordPressの操作に関して手間取っている時間である。
WordPressは1ヵ月かけて、ブロックエディタと新しいテーマに慣れた。このブログのタイトルから全体構成を考えるのにも1ヵ月かかった。ここで手助けになったのが次に紹介するAIだった。
ブログ執筆の効率化
AIはChatGPT3から無料版を使い、一時的に有料版を使っていたこともある。現在はPerplexityというAIを使っている。AIをアシスタントとして、このブログの全体構成を作成した。
AIの使い方は、WordPressの使い方に関しての調査と、文章の校正及び改善案の作成の2つが多い。この2つの手助けがあってこそブログを書き続ける気持ちを維持できている。
1つのブログの記事を作成し、公開する準備まで整えるのに要する時間は以前の半分になった。ただし、生産性が上がったわけではない。ブログの生産性とはアクセス数が上がるまではわからないからだ。
ブログ執筆の意義
いずれにせよ、ブログを作成するツールとして、WordPress、Luxeritas、Perplexity の3つは、現在のところ欠かせない。いずれもこれからのバージョンアップ次第ではあるが、末永く使い続けたいと思う。
なぜ、このような記事を書いているかというと、ブログツールやブログの目的をことさら強調したいわけではない。友人知人には「時間の無駄遣い」とまで言われているが、私にとってブログ執筆には大きな意義がある。
人生後半戦と健康
人生後半戦になると多かれ少なかれ人生の残り時間を意識する。終わりがわからない残り時間を意識するということは、「生きること」への執着心の表れかもしれない。
私にとって人生後半戦の「生きること」への執着心は、健康であることに他ならない。「健康」といっても、心不全という持病があるので、健康へのイメージは「現在状態を維持する」という消極的である。
心不全になると、いろいろと生活に制限や改善しなければならないことがある。心理的なプレッシャーも避けなければならない。なので「頑張らない、我慢しない、無理しない」を心がけている。
ブログ執筆と新しい技術
人生後半戦の残り時間を意識しながら、これら3つの「ない」を実行し、有意義な時間を過ごすことは難しかった。今では、ブログを書くのもストレスを感じずに作成できている。
人生後半戦は誰かの力を上手に借りながら生きていくことになる。今までの「誰かの力」とは、人間の力であったが、現在も、これから先も、システムやAIの力を借りることになると思う。
ブログ執筆は、そうした新しい技術と付き合いながら、自分なりの生き方を模索する場となっている。ストレスを感じることなく、「頑張らない、我慢しない、無理しない」を実践しつつ、充実した時間を過ごすことができるのだ。
人生後半戦とブログ執筆
人生後半戦は、新しいことを行うにせよ、今までと同じことを行うにせよ、行い方は時代に合わせなければならない。ブログ執筆はその一つの方法であり、自分らしく生きるための手段になっている。
皆さんも、自分なりの方法で、充実した人生後半戦を送っていただきたい。新しい技術を上手に活用しながら、「生きること」への執着心を大切にしてほしいと思う。