職住隣接の暮らしが始まる~人生後半戦の新たなライフスタイル
健康管理を土台にした新しい暮らしが始まりました。空間、時間、人間関係という三つの視点から、私の職住隣接の1日をお話しします。
職住隣接の1日の流れ
両親の介護が終わり、新型コロナ禍が終わり、そして心筋梗塞も現在は安定している。油断は禁物だが、実家でのひとり暮らしにも慣れ、健康第一の毎日を送っている。
どのように暮らしているかを「空間(場)、時間、人間(関係)」の3つの視点から、ある日の1日をお話しする。細かな点は、今後の記事で説明させていただく。
朝のルーチン(生活スペース)
夏は5時、秋冬は5時半、冬は6時半に目覚ましをかけている。目覚ましで目を覚ますことはなく、ほぼ予定の時刻に目が覚めるが、起床は目が覚めてから30分後である。
心筋梗塞の予後は朝の時間帯に注意が必要である。目が覚めてから、脈拍と血圧を確認し、異常がないかを確かめる。少しでも許容範囲を超えていたら、起床時間まで安静にしている。
心臓の状態が安定していることを確かめてから、身支度をし、朝食を作るまでが30分、朝食は今日の予定を確認しながら30分、ゆっくりコーヒーを飲んで。落ちついてから薬を飲み、朝のルーチンが終わる。
仕事開始時間までは家事を行っているか、ニュースチェックを行っている。長くて30分ほどである。
午前中は仕事がメイン(仕事スペース)
7時半に仕事スペースへ移動、8時からの仕事スタートに向けて、メールとチャットのチェックを行う。メールのチェックは1日2回、朝と夕に行う。重要なメールだけチェックする。
8時から仕事を始め、8時45分に休憩、9時から仕事を再開と、仕事45分-休憩15分を12時45分まで繰り返す。仕事時間は45分×5=225分(3時間45分)、休憩時間は15分×4=60分(1時間)になる。
休憩時間は、家事、トイレ、水分と糖分の補給、軽いストレッチ、外へ出て空気を吸うようにしている。特に水を使う食器洗いや洗濯は気分転換になる。手を洗うのは気分転換によい。
午後は16時まで(生活スペースまたは外出)
12時45分に仕事を終えた後にまず行うのが、午後の天気の確認である。天気がよければ戸外での活動をするようにしている。散歩や買い物、実家の庭の世話などが主な活動である。天気が悪い場合は屋内の家事を行っている。
15時には活動を止めベッドに寝て休養をとる。30分ほど午睡をとることもあるが、ほとんどは寝ながらタブレットで仕事とは関係ない情報チェックをして過ごす。
昼食もこの時間帯に済ませる。塩分表示のあるレトルトや冷凍食品、デリバリーを食べることが多く、外出のついでに食べるときも単品とライスのように塩分量が多くなる定食は頼まない。
16時から18時まで(仕事スペース)
会社勤めをしているころから、雑用の整理時間に当てていた習慣がいまだに続いている。事務処理や仕事関連のメールやチャット、SNSをチェックし、必要に応じて返信する。対外的な連絡はこの時間帯にまとめている。
時間ががあるときは、ブログのドラフトを作成する。最近はAIにドラフトをアップし、反応を見ながら書き進めることが多い。この手順でブログを書くと以前の2倍のスピードで書くことができるようになった。
最後は、仕事スペースの掃除を15分くらいかけて行う。次の日に整理された状態で仕事を始められることもさることながら、仕事と生活の区切りをつけている。
18時から22時まで(生活スペース)
18時から1時間程度は食事の時間になる。自炊とは言わず、あえて手料理と言っている。最終的に塩分も夕食で調整するので、塩分が多めの時は納豆ご飯とヨーグルトと果物で終わらせる。
料理自体は苦ではないので、毎日違った献立にしている。食事の時間帯か、食事の後の時間帯で家族とチャットやビデオ通話で連絡を取る。週に3〜4回だが、心が和むときである。
20時からは風呂、ストレッチ、読書、たまに配信でドラマや映画を見る。読書や配信を眠る直前まで読んだり見たりしていると、眠っている間も頭が働いているような気がするので30分前には止める。
この30分間に何をしているのかは様々だが、気が付けば10時にはベッドで寝ている。
「やらないことリスト」で無駄を少なく
このような生活をするまでには、いろいろと試してみた。ついつい、あれもこれもと日常の習慣に取り込んでしまいがちになるが、いつのまにか時間と体力の無駄遣いをしていることに気づいた。
時間と体力があれば、生き様がどうであれ、人生は続くものだ。時間と体力があることが当たり前のうちは、時間と体力がなくなってくると無駄には使わないようにする。
では、時間と体力がなく無駄に使えない場合はどうすべきか、心筋梗塞でベッドから片時も動けないときに、このことばかりを考えていた。結論は簡単だった。
「時間と体力を無駄に使うことを止めればよい」だけだった。人生後半戦に「やりたいことリスト」をつくり有意義に過ごそう、という話はよくある。
私の場合は全く逆のように思える「やらないことリスト」をつくった。
「やらないことリスト」は細かくつくる
「やらないことリスト」を実践するためにはコツがいる。より細かくやらないことをリストアップし、イメージを明確にするのだ。実際には実践リストになっている。
例えば、食事療法として塩分制限を行うのであれば、「しょっぱいものを食べない」だけではなく、1日の塩分量は6g以上にはしない、朝食は1g、昼食は3g、夕食は2g以上にしない、というように細かく書き出すのである。
この結果、塩分制限食にかける時間はかからなくなり、栄養バランスを損なうことなく体力を維持できている。
このような私の経験と、人生後半戦の働き方、暮らし方、健康管理の方法を、今後の記事で紹介していきたいと考えている。